コムギ族植物のアミラーゼアイソザイムに関する研究 (II) : エギロプス属におけるα-アミラーゼアイソザイムの変異(植物防疫学)
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概要
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1. ゲル等電点焦点法を用い, Aegilops属発芽種子のα-アミラーゼザイモグラムの比較分析を行った。2. ほとんどすべての種が異なるα-アミラーゼアイソザイムパターンを示した。3. 一般に同じ節内の種の間では, α-アミラーゼアイソザイムパターンの相同性が高く節を越える種の間では低い傾向がみられた。4. Ae. muticaは最も異端的な存在であることが示された。これを除くと, Aegilops属の種の類縁関係は, 細胞遺伝学的結果とほぼ同じ結果が得られた。5. コムギのα-アミラーゼザイモグラムと比較し, BゲノムにはM^o, M^t, M^c, M^bゲノムを含むMゲノム群が最も近く, 次いでS^1ゲノムが近いと推定された。
- 神戸大学の論文