intakeの向上を目指した授業の実践報告 : 2種類の教材を使った英語Iの取り組み
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概要
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実践的コミュニケーション能力の育成を目指すには,理解力に比して表現力がかなり劣る現状の改善が急務である。表現力をつけるためには,表現活動を増やすだけでなく,表現の際にアクセスできるよう頭の中に蓄積し,自動的に取り出して使えるように内在化した言語知識を増やすことが必要である。そのためには,様々な題材を扱うリーディングでインプットされた言語情報を,学習者が内在化(intake)するように,指導を工夫するのが現実的方法であろう。 intakeの向上には,インプットの増加と言諸情報の習得を促す活動が重要となる。この2点を強化すべく,今年度英語Iでは,教科書と投げ込みの短編小説の2種類の教材を並行使用して授業を実践した。インプット増加のためのひとつの方策として,和訳先渡しを試みたり,また言語の定着には,音声のインプット,音読,ペア・ワークの多用,読解と同時に定着にも結びつくようなQ and Aなどを中心に活動を計画した。
- 金沢大学の論文
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