生産資源と技術進歩
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概要
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本稿は新古典派的技術条件をもつ二部門均衡モデルにおける技術進歩の効果を明らかにしようとするものである。この問題はすでに他の機会にその一端を述べたのであるが,ここではそれを一層掘下げて,より簡単な前提から出発して順次追加的な条件を課して複雑な場合に至ることにする。まず第I節では本稿全体にあてはまる基本的な前提を述べ,第II節ではすべての生産要素が本源的生産財である場合の技術進歩の効果を,第III節では生産要素のあるものがそれ自身生産物であるケースを取上げる。次いで第?節で考察されるのはすべての生全要素の存在量が外生的に定まり,しかもそれらが完全に利用されるようなケースであって,そのような場合の各要素の存在量の変化,技術進歩の経済諸量に与える効果が分析される。最後に,第V節では第III,IV節の前提をあわせて,ある生産要素がシステムの内部で生産され,各要素が完全に利用されるとした場合を考察し,特に各部門の技術進歩とは別に全般的な進歩の性格づけをおこない,さらに生産物の需要条件を考慮に入れて均衡成長を分析する。
- 大阪府立大学の論文
- 1965-02-01
著者
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