1993年は私の人生で決して忘れられない年であった。当時、私は課程博士の学位を取得してから、すでに7年目が過ぎていたが研究職に就けずにいた。年齢からいっても、研究をあきらめてドロップアウトすることを本気で考えなければならないと思っていたその矢先に、一つの転機が訪れた。 ...
生物科学系助教授