前号「IT革命と教育を考える」を読んで、江藤 淳氏が1996年1月の新聞に寄せた稿を思い出した。青春は「自分探し」の病気のようなもの。自己嫌悪に胸を噛まれながら、「自分」以外のものになろうとして七転八倒し、愚行を重ねたあげくの果てに「自分」でしかない自分に投げ戻される、それが昔の青春だった。 ...
臨床医学系講師