中唐の李肇は『唐国史補』巻下で、彼と同時代人の文人、李益(字は君虞)の詩について次のように述べている。李益詩名早著、有征人歌且行一篇、好事者画為図障。又有云、回楽峰前沙似雪、受降城外月如霜。不知何処吹蘆管、一夜征人尽望郷。天下亦唱為楽曲。 李益は詩名 早や著れ 「征人歌且行」の一篇 ...
筑波大学 文芸・言語研究科 博士課程