いわゆる中唐の時代、韓愈・柳宗元・白居易らに居並ぶ作家として文学史上に登場する劉禹錫(七七二-八四二)は、その青年期に政治的野心を抱いて王叔文、王[?]ら改革派一党に参与し、畏友の柳宗元、呂温らと行動をともにした。当時彼らは「二王劉柳」と妬まれるほどに朝廷内にあって ...
筑波大学文芸・言語研究科博士課程