異文化コミュニケーションに関する一考察: グローバル企業におけるコミュニケーション問題に焦点を当てて (石田貞夫博士古稀記念号)
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概要
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「情報」という用語ほど寛容な言葉はない。バイオテクノロジーの遺伝子分野でしのぎを削る研究者は生命を分子的な構造で解き明かそうと努力し、遺伝子の解読に多くの労力を割いている。かれらにとっての「情報」は、遺伝子情報のことになる。コンピュータの中枢部品であるCPU(中央演算装置)の設計者は、情報をできるだけ高速に効率よく処理できるように努力している。かれらにとっては0と1で現わされる電気信号が「情報」である。考古学者は、遺跡の発掘を通じてその掘り出された遺品から、過去の文化と生活の情報を得ようとしている。遺品そのものが「情報」の宝庫というのである。
- 明治大学の論文