私は本稿で、植民地ペルーの巡察記録に見られるアンデス先住民へのキリスト教(カトリック)改宗を巡るスペイン人と先住民の間の葛藤を、異文化間のモラル闘争の場として考察したい。モラルは、共同体(共同体・民族・国家)規範であり、普遍的な真理 ...
筑波大学地域研究研究科 哲学・思想学系