一 問題の所在と具体的課題 あらゆる研究分野に言えることであろうが、日本の近代キリスト教研究にも、濃密で詳細な考証が蓄積されてきたテーマの隙間に、いくつかの重大な空白部分が残されているように思われる。そのひとつが明治から大正初期にかけて、「聖霊派」と呼ばれ、 ...
筑波大学哲学・思想学系