この小論の目的は、台湾の経済発展と工業化の特徴を究明し、産業構造深化の過程を論ずることにある。戦後台湾の輸入代替工業化政策は、一九五〇年代末に輸入代替機会の涸渇という行きづまりを見、六〇年代初期には、輸出志向工業化政策への転換をせまられた。 ...
筑波大学大学院経済学会
筑波大学社会科学研究科大学院生