有名な大内・国家独占資本主義論は、資本主義の根本をなす労使関係の変化という点でとらえれば、事実上、失業を問題にし、これがソビエトの社会主義化に始まる全般的危機の、資本主義国内部への内面化をもたらし、これに対処して国家が経済過程に介入するところに国家独占資本主義が成立する、 ...
筑波大学社会科学系教授