Tobin[10]以来の貨幣的成長理論では、主として次の2点が主題とされた。その1つは、実物変数のみからなる成長モデルに貨幣を導入するに際して、貨幣の機能のとらえ方と、それの分枠への組込み方に関するものであり、他の1つは、体系的に貨幣を組込んだばあい、そのことが実物体系において実現する長期的な資本集約度をどのように変化させるか、 ...
Amano,Masanori