イエシロアリの分泌物について : 職蟻の分泌物中の糖類とアミ酸の構成(林学科)
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概要
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イエシロアリの口腔および肛門から排出された分泌物について検討した。酸加水分解によって, 分泌物は約55%の糖と20%のアミノ酸で構成されていた。ペーパークロマトグラフイにより糖の構成はD-gluculonic acid, ?(Rf 0.32), D-galactose, D-glucose, D-xylose, L-rhamnose, ?(Rf 0.79)がスポット面積比で1 : 1 : 2 : 2 : 1 : 1 : 1であり, アミノ酸の構成はAsparatic acid, L-glutamic acid, Alanine, L-tyrosine, D, E, Gがスポット面積比で1 : 1 : 2 : 2 : 1 : 1 : 1であることを示した。一方嗜好性テストで糖部よりはアミノ酸部に嗜好性を示し, アミノ酸でも, とくにAsparatic acidとL-tyrosineの混合物に強い嗜好性を示した。
- 琉球大学の論文
- 1972-12-01
著者
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