産卵鶏の防暑対策としてアスコルビン酸制剤の飼料添加が産卵率と卵殻質に及ぼす効果(畜産学科)
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概要
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亜熱帯に属する沖縄の夏期は, 日中最高温度33∿35℃を呈し, 産卵鶏のほとんどが激しくバンテングを行ない, 産卵数は減少し, 軟卵, 破卵率が高くなっている。アスコルビン酸製剤を給与飼料に添加してこの現象の緩和の一助として実験を行った。1.沖縄本島那覇市内の5,000羽飼養採卵養鶏場の14カ月令白色レグホーン種260羽を用い, 7,8月の53日間について実施した。2.試料は, アスコルビン酸(飼料1kg当り100mg添加), アスコルビン酸カルシウム(飼料1kg当り100mg添加)および比較としてL+乳酸カルシウム(飼料1kg当り500mg添加)を夫々65羽について給与した。3.1日当り産卵重量は, 添加区は高い数値を示し, とくに, アスコルビン酸剤の添加は良好であった。8月は7月に比して日中最高室温35℃を屡々呈したため添加効果は薄かった。産卵数の増加は期待できず, 有意性はなかった。
- 1982-12-01
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