<講演>日本的労使関係論の再構成
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概要
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私の講演の題は「日本的労使関係論の再構成」であります.諸君が経営学部なり経済学部なりで勉強されますのはできあがった体系であり, 経営学についてでもできあがった体系を学ぶのであります.本を読むにしましても, できあがったものを読むのであります.しかし, 学問というものは本来けっしてそういうものではない.もちろん我々が勉強するには, 予備知識とか今日までの成果というものを, きちっとふまえなければいけないのですが, 学問はそうした成果にたいして, それで果たして現実が説明出来るのか, 理論的に整合性があるのか, と疑問をもって考えるところに学問の前進があるわけであります.そういう意味で, 労使関係論というものが, どのように発展をしたか, 今どういう問題に直面しているかということから今日はお話をしたいと思うのであります.
- 横浜国立大学の論文