宇部市の浸水予測実験
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概要
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宇部市低地部の浸水発生予測のために直列貯留型タンクモデルと降り始めからの10分雨量データのみによる短時間雨量予測法(r10法)を組み合わせた方式で予測実験を行った。過去の顕著大雨17例の内8例の雨で浸水が発生した。基準水位となりうるデータが皆無であったので,タンク内の貯留水位により浸水の発生と非発生を明瞭に区分できるものを宇部市のタンクパラメータとした。発生限界水位はD=3.5mであった。r10法を用いて今後の雨量予測値をタンクに投入し浸水予測を行った結果,実際の浸水発生より数10分から1時間程度早い予測が可能であった。今回の方式は防災上有用であると思われる。
著者
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