自己報告にみられる肥満者の摂食行動
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概要
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本研究では, 自己報告法を用いて, 肥満者と正常体重者の摂食行動に違いがあるという仮説を確かめた。その結果, 肥満者は正常体重者に比べて, ゆっくり食べる人は少ない, 気分や感情によって食べ方にムラがある, 間食回数が多い, あるいは決めていない, 食品を目にふれやすいところに置く, 予定をたてて食品を買う人は少ないことがわかった。また, OBスコアによって肥満者と正常体重者を弁別することができたことから, 肥満者には特有の望ましくない摂食行動があることが確認された。質問調査は日常生活における摂食行動全体を把握できる利点がある。
- 1983-10-01