農薬の土壤微生物活動に及ぼす影響 (第1報) : 硫黄剤が土壌中の硝酸化成作用並びにアンモニア化成作用に及ぼす影響

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概要

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1) 土壌に硫黄剤を施し硫酸アンモニウム又は尿素をNとして400ppm添加して, 蓋付きビーカーに満し人工的培養法により, 硝酸化成作用又はアンモニア化成作用について検討を行なった。2) 硫酸アンモニウム添加土壌中の硝酸化成作用は, 硫黄剤の種類, 施用量及び培養日数により異なるが, 一般に対照区と比較して各硫黄剤共に抑制を示し, 硫黄華, 石灰硫黄合剤は処理後30日経過しても尚抑制された。然し少量施用の場合, 又は処理後の日数が経過するに従ってNO_<3->N量は増加の傾向を示した。3) 尿素添加土壌中のアンモニア化成作用については, 対照区と比較して各硫黄剤は抑制を示さなかったが, 硝酸化成作用は30日経過後も尚抑制された。終りに臨み, 本研究に際して当教室の専攻生井口剛並びに恒木忠昭両君の協力に深甚の謝意を表す。
神戸大学の論文

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