白鼠の副腎皮質の再生に関する実驗的研究 (第I報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
直線的に被膜と共に大半を切除された白鼠の副腎皮質は, 手術後直ちにzona glomerulosaは薄くなり, 1∿3日の間に全般的な出血及び壊死を起して変性する。かくて一度退化した皮質は, 術後7日目頃から被膜下に索状の皮質細胞を形成し, この細胞索は次第に伸びてfascicular typeとなり, 末端はreticular typeとなつて約1カ月で完全な皮質を形成する。zona glomerulosaは再生の末期に明瞭となる。終りにのぞみ, 終始御鞭撻と御指導をいたゞいた, 森為三教授並びに石橋武彦助教授に対して, 深甚の謝意を表する。
- 神戸大学の論文
著者
関連論文
- 白鼠の副腎皮質の再生に関する実験的研究 (第II報)
- 鶏の甲状腺に関する組織化学的研究 (I) : 抗甲状腺剤投与による甲状腺のアルカリ性フォスファターゼ活性度の変化について
- 男性化ホルモンと蛋白増成ホルモンの副腎皮質に対する効果について
- 放射性燐による副腎皮質の脂質の検討
- 猫の副腎皮質におけるチアチオ反応に陽性な脂質について
- 山羊の副腎皮質の脂質及びアルカリ性フオスファターゼ活性度に関する組織学的検討
- 仔山羊の副腎皮質の脂質について
- 白鼠の副腎皮質の再生に関する実驗的研究 (第I報)
- 犬の副腎皮質の脂質に関する実験組織学的研究
- ハムスターの副腎皮質の組織学的検索