船上飼育による南極オキアミEuphausia superba DANAの産卵行動と初期発生(英文)
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概要
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1979-80年開洋丸第1次南極海調査航海中, 1980年1月24日, 64°45.'5S, 110°04.'0Eにおいて, KOC-Aネットの0-36m傾斜引採集により得られた南極オキアミEuphausia superba DANA成熟雌20個体を船上で飼育し, 産卵行動と初期発生を観察した。水温約0.4℃において採集後3-9日に産卵が行われ, 産卵行動を写真撮影した。産卵には約50分間を要し, 成熟雌6個体について各々の総産卵数を計数して1140-1688個の値を得た。産卵後7日目から一部の幼生の孵化がみられ, 孵化率は飼育密度により大きく変動した。その後25日間メタノウプリウス期に至る初期発育過程を観察した。
- 国立極地研究所の論文