球面衝撃波後流中の物体の運動解析
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概要
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保安上の理由から破壊されるロケットの破片の飛散距離を評価する手法を開発するための第一歩として,球体の爆破による破片の飛散距離の計算が,点源爆発理論を用いて行なわれている.破片は破壊時の容器内外の圧力差により加速されて運動を開始するものと仮定し,破片の抵抗係数の値0.1〜1.1の場合について計算された.その結果,高高度で爆破した場合,飛散距離は,爆発衝撃波後流域の影響よりも,通常の空気抵抗力の影響を強く受ける事,又,低高度で爆破した場合は,爆発衝撃波後流域の影響を強く受ける事が判明した.
- 宇宙航空研究開発機構の論文