肥満学生の減量への行動療法の適用
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概要
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肥満学生の減量を進めるために, 行動療法の手法を用いて食行動の修正を目的とした指導を行ない, 次のような効果が得られた。1.指導の全過程を完了した者8名に減量効果が認められ, 体重減少の平均は-3.2Kgであった。2.修正された行動は指導終了2か月後においても持続されており, ほぼ全員が減少した体重を維持していた。3.体格計測の結果, 全ての項目で計測値の減少が見られ, 特に身体下部で有意の減少が認.められた。今後より以上の減量効果をあげるには, 摂食行動だけでなく, 運動など日常生活習慣全般にわたる行動の変容を進める必要があると思われる。
- 東海学園大学の論文
- 1987-07-20