ラットの発育に及ぼすCaおよびPの利用に関する研究 : (1)飼育中タンパク量の相違によるCaおよびPの利用
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概要
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ラットを用いて, Ca/P比が等しく, タンパク合量の異なる3種の飼料を投与し4週間飼育した。その糞尿および血清中のカルシウム, リン含量, 血清タンパク量, ALP活性, および大腿骨の長さを測定した結果, 以下のことが判明した。1.成長は, 高タンパク質飼料投与群, 標準タンパク質飼料投与群ともにJ頃調であり, 低タンパク質投与群では著しく下まわった。2.カルシウム, リンの体内蓄積量より求めたCa/P比は, 高タンパク質飼料投与群で最も高く, ついで標準タンパク質飼料投与群, 低タンパク質飼料投与群の順であった。3.血清中タンパク含量は群間で差がみられなかった。また単位タンパク量あたりのALP活性は, 標準タンパク質飼料投与群の値が最も標準値に近く, ついで高タンパク質飼料投与群, 低タンパク質飼料投与群と順に低い値を示した。4.大腿骨の長さは群間で有意な差は認められなかった。
- 東海学園大学の論文
- 1983-10-20
東海学園大学 | 論文
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