女子学生の世帯における栄養摂取状態
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
以上, 女子学生とその世帯の栄養摂取状態の調査から得た結果を要約すると, 1)調査対象36世帯を, 大都市と中小市町村の2地域に区分して, 両地域での栄養摂取量の比較をしたが, 有意の差は認められなかった。2)昭和51年度の国民栄養調査, および栄養所要量との比較では, 本調査結果は平均値においては劣っているとは言えなかったが, 個々の世帯をみると, その変動の巾は大きい。3)栄養摂取量の調査期間内における日による変動については, エネルギー, たんぱく質では小さく, 変動係数の値からみても散らばりが少なかったが, 他の栄養素では変動が大きかった。4)調査対象を老人のいる世帯と老人のいない世帯の2種類に区分して比較した結果, 両世帯間では栄養摂取状況はまったく正反対であり, 老人のいない世帯では比較的近代的な食形態であることがうかがえる。5)欠食, および外食について。各世帯の欠食率の平均は8%であり, そのうちの85%を15才〜23才までの若年層が占め, その大半が女性であった。一方外食率は平均で14%, 全調査対象の75%の世帯で外食がおこなわれている。
- 東海学園大学の論文
- 1978-10-30
東海学園大学 | 論文
- 椅子回転直後における閉眼と開眼の呼吸循環応答の比較
- 美杉村水没地区歴史調査報告
- 3.山村の基礎構造についての調査(雲出川上流域の自然と文化 : 美杉村の「生活と文化」予報)
- 尾張藩草莽隊始末攷
- English HumouristsにおけるThackerayの意図