高校世界史Aにおける近現代の内容構成 : 日本の近代化の構造-機能-変動理論的分析
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概要
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南北問題を近現代史の中心的課題としてとらえたとき,非西洋諸国の近代化・産業化の過程をどのように内容構成すればよいであろうか。近現代史を中心に構成される世界史Aの内容構成として中核となる課題である。非西洋発展途上国が近代化を始めるとき,それは自らの文化的伝統と異質な西洋の文化を社会に移植し新しい文化を創造するという行為となる。そのため多くの国々は近代化の過程で歪みや停滞を余儀なくされ,近代化の達成に苦闘している。その意味では,こうした非西洋発展途上国の近代化を分析的に見る視点が求められているといえる。本小論では富永健一氏の機能-構造-変動理論に基づく「近代化理論」を分析の枠組みとし,近代産業社会の形成に成功した日本の近代化を分析することで,富永氏の「近代化理論」の非西洋発展途上国の近代化に対する有効性を検証した。
- 広島大学の論文
- 1997-03-11
広島大学 | 論文
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