男女が共に学ぶ家庭科 : 高齢社会に対応した食物領域の学習
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概要
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本年度から新教育課程のもとで,男女が共に学ぶ家庭科がスタートした。本校では,各領域の基盤となる「家族と家庭生活」領域から始めた。学習を進めていく中で,生徒の家族に対する意識の低さ,特に,高齢者との関わりについての認識の甘さを強く感じた。今日,高齢社会へと超スピードで進行している中で,生徒たちが自分の老後の生き方と共に,高齢者と共に生き支え合う生活について,現実的に考えていく機会を各領域で設定していく必要があると考えた。そこで,日常高齢者と接することの少ない生徒たちに,身近に感じさせるべく高齢者への聞き取り調査(対話)を課題として設定し,聞き取りを通して学んだ事柄を各領域の学習に生かしていくことにした。本研究では,食物領域の学習において,高齢者の意見を取り入れた食生活の良さ,高齢者と共に食卓を囲むことの意義などについて考えさせる授業実践を試みた。結果として,生徒たちに,高齢者に対する認識の変容と積極的関わりの姿勢が窺われるようになった。
- 広島大学の論文
- 1995-03-10
広島大学 | 論文
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