<共同研究論文>高齢化社会に対応した教材開発(第1報) : 祖父母に対する生徒の意識の実態
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概要
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今日,わが国は急速なスピードで高齢化が進み,それに関わるさまざまな問題が生じ,その対応に大わらわの現状である。そうした社会情勢のもとで,新教育課程の改訂において,男女が共に学ぶことができる家庭科教育において,家族や家庭の生活についてより多く取り上げられるようになったことは意義深いことである。本研究では,まず生徒が身近な祖父母に対してどのような意識や関わりを持っているか,アンケート調査した。結果,祖父母との関わりは希薄で,祖父母以外の老人との接触も少ないことがわかった。また,若い間は親との同居も望まない傾向にあった。高齢者との関わりの希薄な生徒たちに,高齢者に関わる諸問題を教材化するには,自分たちの老後について考えていくことでもあるという認識を持ち,さらに自分自身の生き方の問題と結び付けられるような内容にしていくことが大切と考える。
- 広島大学の論文
- 1993-03-10
広島大学 | 論文
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