<論説>生涯学習支援のための計算モデル
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概要
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インターネットに代表されるコンピュータネットワークは一般家庭にまで急速に普及している。これまで独立に存在した社会基盤をインターネット上に再構築し,統合する傾向は,教育インフラを取り巻く環境にも同様のものをみることができる。本論文では,現在のe-Learningシステムの状況と問題点について考察する。さらに,生涯学習支援システムをインターネット上に構築するために,すでに一般的であるHTMLに変わる仕組みであるセマンテイックWebとその意味論であるRDFモデル理論を採用した。そして,RDFモデルの述語を状態遷移システムとして解釈することにより時制論理の適応を可能にする。そして,単なる参照関係としてのWebリンクから,依存関係としてのリンクをつくることを考察し,さまざまな教育資源と他のサービスを組み合わせた「コース」を作り出すことを可能にした。さらに,自律分散的に存在するコースを統合し,効率よく管理・利用するための枠組みと理論を与えた。
- 千葉商科大学の論文
- 2003-03-31
著者
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