<Original Paper>Cross-cultural communication : female and male Japanese learners in the English as a foreign language (EFL) classroom(Original Paper)
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概要
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教室内における学習者間の「言葉のやりとり」は,語学教師にとってきわめて重要な関心分野である.第2言語の習得においては,生徒が分かりやすい表現を見聞きすると同時に,分かりやすい表現をする機会が大切であると一般に広く考えられている.社会言語学では,語学教師は,学習者の社会的文化的背景を理解することによって,学習岩間の「言葉のやりとり」と「学び」に対する理解度を深めると考えられている.女性と男性の学習者が言葉のやりとりをする場面では,彼らはあたかもそれぞれ異なる社会言語学的「副次文化」のバックグラウンドを持っているかのようである.本稿はEFL環境における日本人学習者に主眼を置き,まず,女性と男性のスピーチパターンの重要な差違についての研究に広く着目しながら,この状況を探っていく.特に,EFLクラスで学ぶ日本人学習者の性差に関わる,文化上の具体的な問題点と,それが女性学習者にとっての「学習機会」に不公平を生じる結果となっていないかに注目する.このエッセイは,教師がこれらの文化的要因に対して細やかな注意を払うことをすすめ,それらに対して教師がとるべき具体的な処方が存在することを主張するものである.
- 順天堂大学の論文
- 2002-07-10
著者
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