帝王切開におけるプロポフォール麻酔の安全性について : 妊娠ウサギを用いての検討
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概要
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妊娠29日(満期31日)のウサギを用いて,プロポフォールの薬物動態及び薬力学を調査した.プロポフォール投与終了後,直ちに帝王切開術を行い,胎仔を取り出した.母体の血液と胎仔の血液濃度比は,プロポフォール投与開始30分で平衡に達した.母体での脳と血液のプロポフォール濃度比も同様であった.一方,胎仔での脳と血液のプロポフォール濃度比は,10分以内に平衡に達していた.薬力学的には50%が重篤な呼吸抑制を呈する胎仔の脳内プロポフォール濃度は0.46μg/gであった
- 金沢大学の論文