知的欲求の有り様に関する考察 : 生涯にわたる学習への動機と目的
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概要
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生涯学習の必要性と重要性の社会的認知の理由は、急激に変化する現代社会への対応や解決を迫られる現代的諸課題の克服といった学習ニーズの多様化に求めることが出来る。しかし同時に、人の学び習うことが自発性を実質とする限り知的欲求の存在という内的理由を考慮に入れなければならない。本稿では知的要求の本来性と驚きによる発現に関するアリストテレスの言表を手がかりとし、デカルト及びスピノザの感情論を地平として、知的要求の有り様に関しての考察を試みる。スピノザにおいては欲求の本性的基礎づけ、またデカルトにおいては驚異による知的触発の姿が明らかとなる。
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