国際交流室相談活動からみえてくる課題 : 留学生指導者として大学国際化へ寄与するために
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概要
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本稿は「大学国際化に寄与する留学生受け入れ」の課題に関する一考察である。留学生関係者の努力にも関わらず、理念上は「大学の活性化に繋がる」として受け入れている留学生の存在が、国際化を促進しているという認識は深まっていない。それには留学生教育は「一方的援助」で「世話好きがやること」であるとする感覚や「留学生の背景と質的変化」への気づきのなさなど、受け入れ側の意識の問題や広報活動の不足などの問題がある。国際化を促す留学生教育には彼らの背景を知り、彼らの「常識」を受けとめる事、留学生活躍の場を提供する事、情報提供を推進する事、さらに関係者間の連携と継続的研修を通して制度の整備に向けた積極的提言を必要とする。
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