皮膚リーシュマニア症と T helper 細胞の分化
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概要
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L.major感染ではCD4+T細胞、Th2細胞のどちらに分化するかにより病態が全く異なる。L.major感染抵抗性C57BL/6マウスと感受性BALB/cマウスにおけるIL-4、IFN-γ産生を検討した結果、感染マウスから取り出した細胞in vitroでL.major抗原存在下ではどちらかの感染マウスの細胞もIL-4、IFN-γを産生するが、抗原不在せはBALB/cマウスからの細胞のみがIL-4を産生し、特に感染早期の肝臓におけるIL-4産生細胞の増加が病態の予後に関与していることが強く示唆された。
- 2002-03-01