<原著>ブラジキニン刺激の滑膜線維芽細胞内カルシウムイオン濃度, pHおよびヒアルロン酸放出への影響
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概要
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慢性関節リウマチ(RA)および変形性関節症(OA)の滑膜線維芽細胞を用いて, ブラジキニン刺激による細胞内情報伝達経路とヒアルロン酸放出について検討した.ブラジキニン刺激はブラジキニンB_2レセプターを介して滑膜線維芽細胞の細胞内カルシウムイオン濃度の上昇と細胞内pHの一過性上昇およびその後の低下を引き起こし, 滑膜線維芽細胞からのヒアルロン酸放出を低下させることが認められた.さらに, 高分子ヒアルロン酸製剤の前投与により, 細胞内カルシウムイオン濃度上昇と細胞内pHの一過性上昇は抑制され, ヒアルロン酸放出の低下は回復した.
- 近畿大学の論文
- 1998-12-25
著者
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