<原著>培養軟骨細胞におけるムスカリン受容体の作用
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概要
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多くの組織細胞において, ムスカリン受容体刺激により, phosphatidilinositol代謝回転(PIレスポンス)が亢進することが報告されており, 軟骨細胞においてもその作用が生じていることが考えられるがこれまで報告をみない.今回, [^3H]-QNBを用いた飽和結合実験によりウサギ軟骨細胞にムスカリン受容体が存在することを明らかにし, また主たる受容体サブタイプはM1受容体であり, その刺激はプロテインキナーゼC(PKC)の活性化, 細胞内カルシウム([Ca^<2+>]i)の上昇, ケラタン硫酸(KS)などのグリコスミノグリカン(GAG)の遊離とプロテオグリカン合成抑制に関与することが示唆された.
- 近畿大学の論文
- 1996-12-25
著者
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- 培養軟骨細胞におけるムスカリン受容体の作用