<原著>正常およびRAヒト関節軟骨細胞における細胞内カルシウムイオン濃度
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概要
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慢性関節リウマチ(RA)の関節炎では, 関節内のヒスタミンやブラジキニンの増加が確認されている.しかし, これらの刺激の軟骨細胞における細胞内情報伝達経路については未だ不明な点が多い.今回の研究ではヒスタミンおよびブラジキニン刺激が, それぞれH-1レセプターとブラジキニンレセプターを介して伝達し, 濃度依存性に細胞内カルシウムイオン濃度([Ca^<2+>]i)の上昇を生じることを明らかにした.さらにその[Ca^<2+>]iの上昇をともなう情報伝達が, グリカサミノグリカン(GAG)の合成にも関与していることが示唆された.
- 近畿大学の論文
- 1996-12-25
著者
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