各種製茶のアスコルビン酸含量とその利用率
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概要
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1. 市販製茶21種について酸化型, 還元型および総アスコルビン酸含量を測定した。2. アスコルビン酸含量は煎茶, 番茶等の露天茶に多く, 玉露, 抹茶のような覆下茶に少ない。3. 同一種類の茶の値段とアスコルビン酸含量との間にはある関係があるように思われる。すなち番茶の値段はアスコルビン酸含有量に比例していて製茶100円当りのアスコルビン酸含有量は値段に関係なくほとんど一定である。玉露では値段とアスコルビン酸含量とは逆比例している。4. 還元型アスコルビン酸は総アスコルビン酸に対して茶の種類に関係なく約80%である。5. 煎茶, 番茶を沸騰水および80℃温水で30∿120秒浸出時のアスコルビン酸抽出率(利用率)は, 玉露を60℃, 2∿5分浸出時と同程度で25∿30%である。
- 共立薬科大学の論文
- 1964-08-20
共立薬科大学 | 論文
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