空気中の微量一酸化炭素検出装置の考案に関する研究(A. 理学)
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概要
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空気中に混在する微量一酸化炭素COを(0.0043-0.050Vo1%)検出し, 一酸化炭素による中毒を未然に防ぐ方法を考案する目的で本研究を行い, 微量一酸化炭素を含む空気を, 1%-2%の塩化パラジウムーナトリウムNa_2〔PdCl_4〕水溶液に通気し, コロイド状の, 還元パラジウムのため検液のにごりを, これに光を通して光電管で受け, 光電電流がある予め決めた値に低下すると同時に, リレーが作動して警報ランプ(又は警報ベル)が点燈する事によって, 空気中の一酸化炭素の量が人体にとって危険領域に入った事を知る装置の研究考案で, 本研究によって0.0043∿0.050Vol.%の一酸化炭素の混在を確実に探知出来る結果を得た。
- 京都府立大学の論文
- 1970-10-29