長唄三味線曲に於ける段落の始めと終りの音(B. 生活科学)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
長唄三味線曲は理論的には五音の音階であるが実際的には概して七音の音階である。大段落の始め及び終りは1音の場合では宮角徴が極めて多い。和音の場合では宮や徴を含んだ完全一度, 完全八度, 完全四度, 完全五度が多い。特に終りがそうである。段落の始めに宮角徴以外の音が用いられる場合は次に宮角徴のどれかが来る。即ち商, 嬰羽は宮に, 羽は徴に進み易い。小段落の場合では次に続く合の手, 又は唄があるために宮角徴以外の音も大段落の場合に比しては遙かに多く用いられる。曲の最終である終止には第一終止, 第二終止の二様の形がある。
- 京都府立大学の論文
- 1961-09-25
京都府立大学 | 論文
- THE FOX IN LITERATURE AND TRADITION
- 風化花崗岩類地帯における斜面崩壊に関する研究 (1) : 風化度とセン断特性について(林学部門)
- 清仏戦争への道 : 李・フルニエ協定の成立と和平の挫折
- 『奉使朝鮮日記』の研究
- 関税特別会議とイギリス対中外交