<総説>5員ヘテロ環を母核とする除草剤の創製に関する研究
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概要
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生理活性を持つ既知化合物の部分構造を,生物学的等価体に置き換えて新規な化合物を創製する試みは古くから行われてきており,ドラッグデザインの上で有効な手段の1つである。そのため,もし新規な生物学的等価体の例を見出すことができれば,今までに誰も行ったことのない独自の骨格を持つ薬理活性化合物を合成できる可能性がある。そこで,『環状化合物の環内炭素-塩素骨格と炭素-アルキルチオ骨格は生物学的等価体であり,また環内に組み込まれた窒素原子と炭素-塩素骨格や炭素-フッ素骨格も生物学的等価体である』という新しい仮説を立て,5員ヘテロ環を母核とする新規除草剤の合成を行い除草活性を調べた。
- 岐阜薬科大学の論文
- 2001-06-30