<論説>本学体育系クラブ学生のスポーツ意識や活動に関する研究
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概要
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本研究の目的は,本学体育系クラブ学生の体育やスポーツに対する意識・運動部集団の構造や活動状況を調査・分析することにより,その実態を把握することであった。主な結果を要約すると次のとおりである。1.本学体育系クラブの構成員(部員)数は比較的少ない。全クラブを平均して男子13.3人,女子4.5人である。女子の運動実践者が少ない。2.スポーツの経験年数は,,女子に比べて男子が長い。男子の「長期経験型」に対して,女子の「短期経験型」と表現することが出来よう。3.運動部入部の動機は「自分の意志による」が,男女共に70%前後の数字を示し,「指導者・父母・兄妹の勧め」による入部は極めて少ない。4.練習時間は男女共に約2.0時間〜2.5時間,週平均は約6日である。休暇時の活動日数は男女共非常に少ない。5.本学体育系クラブは,コーチや指導者不在のもとで練習しているチームが圧倒的に多い。6.仲間意識・団結力の固さについては,比較的多くの人が「固い」と感じている。7.現在,スポーツを継続している理由は,男女共に「理屈抜きでスポーツが楽しく,好きである」と答えている人が多い。8.部費は約60%のクラブが徴収している。入部金は1クラブのみ,退部金についてはどのクラブでも徴収していない。9.所属するチームに対する評価は,男女共61%以上の人が,「満足している」と答えている。10.大多数の人が「秀れた指導力のある監督・コーチ」,「練習場所の確保」を本学の競技力の向上に不可欠な要素として指摘している。
- 沖縄国際大学の論文
- 1986-12-25
著者
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