<研究報告>低温切削における超硬工具の損傷
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概要
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本研究は超硬工具を用いて,STY80鋼(タイヤ鋼)に対する低温切削をおこなった結果について報告するものである.低温をうるためにCO_2ガスを,工具を通して切刃部まで噴射し,約-50℃まで冷却した.結果として次のことが明らかとなった.(1)焼鈍材切削試験においては実験の範囲では乾式切削の場合とCO_2による冷却の場合とでは寿命に明らかな相違はみとめられない.(2)焼入材切削においてはCO_2冷却の効果があり工具寿命が改善された.(3)CO_2冷却の場合超硬工具S_2はセラミック工具がしばしばみせるような突発欠損を生じ,低温脆性を示す.
- 愛知工業大学の論文
- 1965-10-10
著者
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