<論稿>子どもの豊かな育ちをねがって
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概要
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発達に即した保育をしなければという思いで,発達段階というだけにめをむけ,こういうことができるとか,こうなることが当然だといって次の段階に早く進んだほうが保育の効果が上がったと捉えがちにある。子ども同士のケンカでゆずるゆずらないと争っている場面でそれぞれの子どもの気持ちを受けとめてやり,相手の子どもに伝えていく。そこで子どもお互いが気持ちを汲み取っていくようになる。子どもの発達をどういう視点から捉えるかが,保育者と子どものかかわりを浅くも深くもしていく。人とのかかわり(子ども同士の関係,大人とのかかわり,子ども自身の育ち)を捉えておくことは,子どもを観察するときに,また,保育の見通しをたて,保育の評価をしていく上で必要である。
- 2000-03-31