開学記念式特別講演 : 21 世紀の地域リハビリテーション(3. 第 1 回創立記念式特別講演)
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概要
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1963年に理学療法士・作業療法士の養成が始まり,1970年代からは温泉病院を中心にして出発してきた日本のリハビリテーション(以下リハ)医療を2000年までの変遷として説明し,その上に,21世紀に求められている新たなリハを展望するために,リハの内容を少子高齢化や疾病構造の変化などの幾つかの重要な社会構造やパラダイムの転から分析した。それらは,急性期,回復期,維持期において対応が考えられなければならないと同時に介護保険,地域リハとの関連で統合的に解決されていかなければならない。特に,保健・医療・福祉という大きな枠組みが提示されてからは急性期,回復期,維持期の過程では維持期への比重が,介護保険や地域リハでは大変に重要で,支援体制の整備が広く求められている。これをリハを含む,地域医療提供体制の将来を予測すると,理学療法士・作業療法士は18万人が必要と予測されており,その他職種も潜在需要は大きい。これは,「医師中心型医療から多職種によるチームアプローチの時代へ : from Medical Care to Health Care」という言葉でまとめることができる。
- 新潟医療福祉大学の論文
著者
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