1997秋田県澄川地すべりで発生した高速土砂移動現象の解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
澄川地すべり末端部の崩壊土塊が港川-赤川河床を高速長距離土砂移動した現象は,崩壊土塊が岩屑なだれとして河床を流下する岩屑なだれ本体部と,岩屑なだれが流下する過程で河川水をかき集め,多量の水と侵食した河床物質や斜面表層物質が岩屑なだれを包む周辺層からなる。複数の層相からなる堆積構造が堆積物として残されたが,これらの堆種物は流れの2層構造を反映したもので,一回の流下現象から堆積した。岩屑なだれが移動現象の主体となる運動であることから,地すべり流動シミュレーションによる再現計算を行ったが,流下範囲を高い精度で再現できた。
- 財団法人深田地質研究所の論文
- 2000-07-10
著者
関連論文
- P41 新白山火山の層序区分 : 年代測定結果による検討
- 1997秋田県澄川地すべりで発生した高速土砂移動現象の解析
- P-250 白山火山周辺の基盤地質とマスムーブメント(34. 応用地質学一般,ポスターセッション,一般発表)