<研究論文>ロシアにおけるシングルマザーおよびその児童に対する社会救済システム : ウラジオストク市の例を中心として
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概要
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1991年のソビエト社会主義共和国からロシア共和国への転換は,現在においても様々な形で継続されている。特に共産主義から資本主義への社会システム上の転換は,それまで「存在しなかった」とされる低所得者層を生み出し,新たな社会救済システム構築の必要性が生じた。旧ソ連時代に「恵まれていた」とされている女性労働者の出産・育児休暇,シングルマザーヘの保護についても,福祉や貧困の問題として多くの点で変化しつつある。本橋では,筆者が2000年11月2日から12月29日までの間,ロシア沿海州地方に位置するウラジオストク市で行った調査に基づき,1992年以降制定の関連法律および同市における取り組みを報告し,移行期のロシアの福祉を論じるよすがとしたい。
- 北海道教育大学の論文
著者
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