社会福祉専門教育における社会福祉専門職養成を巡る課題
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概要
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現在,他の対人援助職による社会福祉領域への参入や福祉系大学・学科の新設,大学と社会福祉施設・機関との乖離などにより,社会福祉専門教育の意義が改めて問われている。本稿では,大学という場の持つ(1)一般教育,(2)学問研究という二つの側面から,社会福祉専門職養成が大学で行われる必要性を論じた。その結果,一般教育を習得することにより専門にとどまらない視野を広げることができること,また理論と実践の「往復作用」の方法を学ぶことで,自分たちの業務のあり方を検討したり新たな業務を開拓していくことができることを提示した。また,現在,乖離が叫ばれる社会福祉専門職養成と社会福祉専門教育を融合・発展させる方向性として,原理的な法則とそれを具体化するための技術の関係を手がかりに,学生が理解しやすい教授法のあり方を検討することを課題として提示した。
- 山野美容芸術短期大学の論文
- 2000-02-25
著者
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