教室におけるインターアクティブな物語 : CD-ROM教材を使った フランス語の授業
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概要
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今年度前期の3年生対象のフランス語の授業で,CD-ROMの読み物教材を使った授業を行った。本稿はその実践報告である。この教材は,もともとフランス語圏の児童向けに作られたもので,著者は子供たちの読む意欲を引き出すためにマルチメディアを活用している。その結果,さまざまなアイコンをクリックすることで,多くの挿し絵とともに楽しみながら物語を読み進むことができる。このような工夫は,外国語としてのフランス語の学習者にとっても,語彙,動詞の時制,物語の主要な筋の理解などのために有効であった。今回初めてCD-ROMを使った授業を行ってみて,CALL教室における教師の役割について考えさせられた。個々の学生がパソコンの陰に姿を隠した教室で,本来自習可能な教材を授業に使う場合の教師の位置づけの問題である。
- 金沢大学の論文
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