エネルギーデータ分析から課題解決へ
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概要
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紙パルプ産業では,収益を確保するために,省エネルギー,操業の最適化,高効率操業への改善などの取組が行われている。<BR>省エネ活動は,現状を把握し課題を見つけるところから始まる。<BR>しかし課題を見つけるには生産データとエネルギーデータの正規化など多くの時間と解析技術が必要である。<BR>横河電機は2005年に,お客様と共有する理想のプラント"VigilantPlantビジョン"を発表した。お客様にとっての理想のプラント,操業を実現するのが,『VigilantPlant ~理想の工場』である。YOKOGAWAは,VigilantPlantをビジョンとして,お客様の最適なプラント操業を実現するためのソリューションを提供する。<BR>具体的には,「プラント操業に携わる人々に必要な情報が行き渡っていて」,「外部環境の変化にも俊敏にビジネス対応ができ」,「生産活動が滞ることなく回りつづけ」,「設備も人も,将来に向けて着実に進化を続けていくことができる」,明日のための意思決定を行うことができる操業の全体最適を実現しているプラントである。<BR>本稿では,お客様の操業ノウハウと横河電機の解析ノウハウを用いて,工場における省エネ活動の課題を特定し,理想の工場を実現するコンサルティングサービスのひとつ"エネルギー有効分析サービス"を紹介する。<BR>また,事例として,コンバインドサイクル発電設備の総合エネルギー効率の変動解析を挙げ,製紙ラインを対象としたデータ解析と省エネ検討における解析ポイントの紹介をする。
- 紙パルプ技術協会の論文
- 2013-07-01